スカイダイビング 事故の原因と安全対策 体験ダイビング前に知っておきたい!!
2019/06/13
スカイダイビングと聞くと、何だか芸人さんの罰ゲームの様なイメージがありますが(/ω\)
そんな事ありません!!
素晴らしい景色と気分が味わえる、素晴らしいスポーツです(#^.^#)
でも、「安全」気になりますよね。
今回、最近の事故の概要から原因を考えました。
また、体験ダイビングをするうえで、どう安全対策を取っているのかについてお伝えします。
スカイダイビング 事故の概要や原因
スカイダイビングと聞くと、「落ちたらヤバい。。怖い(*ノωノ)」と感じる方少なくないと思います。
私も、長い間「やってみたいけど、落ちたら死ぬ(T_T)/~~~」と思って、実行に移せないでいました。
そこで、調べました!!
1990年代~現在までです。
【1990年代】
体験ダイビング中 無し
それ以外 けが4件 死亡2件
イベント中 2件
パラシュートの問題 1件
飛び出し直後のセスナとの接触(打撲)1件
地表近くでの操作ミス 1件
パラシュートの問題 1件
【2000年代】
体験ダイビング中 1件
それ以外 けが1件 死亡3件
地表近くで旋回 1件
パラシュートの問題 3件
(※体験ダイビングの件はこちらに含まれる)
空中で人同士が絡まる 1件
【2010年代】
体験ダイビング中 無し
それ以外 けが1件 死亡1件 病死の可能性1件
けがの内訳
飛び出し直後にセスナと接触 1件
死亡事故の内訳
地表近くで旋回 1件
病死の可能性の内訳
落下中に失神し安全装置でパラシュートが開き、外傷はなかったが、落下時点で心肺停止状態であった 1件
【事故のまとめ】
こうしてみると、
空中での絡まり事故、パラシュートが開かない事や不具合での事故
地表近くでの旋回などの操作事故
があります。
体験ダイビングでの死亡事故、、気になりますよね。
この事故は、最初に減速のために開く「ドローグ」と呼ばれる小型パラシュートがありますが、このパラシュートは開いたようです。その後、「メインのパラシュート」が開くはずが開かず、その後、高速で高度580mを通過すると自動で開く「予備のパラシュート」も開かなかったそうです。事故後の確認では、予備のパラシュートは開かずに「ドローグ」に絡まっていたようです。この件では、タンデムマスターと言われる一緒に飛ぶインストラクターに過失の可能性もありましたが、器材の不具合の可能性もあり原因不明と判断されています。しかし、企画会社は1億800万円の損害賠償を支払いました。
この件は、メインパラシュートが確実に開いていれば、問題なかったように思います。開かなかった場合の判断は、タンデムマスター(インストラクター)にかかってきます。これは、個人の能力やその時の環境によりますね。
スカイダイビング 事故の原因からの安全対策
事故の原因として、
1、飛び出し直後の機体との接触
2、落下中の絡まりやパラシュートの不備
3、地表近くでのバランスの崩れ がありました。
では、どうしたら防げるのか?事故を最小限に出来るのか?については、
【飛び出し直後の機体との接触】
飛び出す時の降下の方法が重要だそうです。
これは人為ミスなので、自分のレベルに応じた降下方法を取ることで事故の可能性は減ります。
体験ダイビングでは、最も安全な方法での降下になりますので、この部分の問題は少ないように感じました。
【落下中の絡まりやパラシュートの不備】
落下中に絡まり事故には、イベント中(スカイダイビングでショーを行う)のものや、大会中のものでした。同時に、何人も飛ばなければ問題ないように思います。通常の体験ダイビングでは、これは、あまり無いことだと思います。体験ではなく、それ以上を目指す方は、気を付けなきゃいけないですよね。また、風の状態も、関わります。その日の天候状態を確認しておくことが重要ですね。
パラシュートの不備については、かなり深刻な問題ですよね。体験ダイビングでの唯一の事故が起きた2004年1月の時点で、パラシュートの定期点検についての明確な基準がなかったそうです。これが原因かは分かりませんが、現在は定期的に専門の資格をもった人が点検をしているそうです。そう考えると、2004年以降のパラシュート関連の事故は、パラシュートの操作誤りのみとなっています。
完全ではないかもしれませんが、なんか少し安心出来ました(*^。^*)
【地表近くでのバランスの崩れ】
地表近くでの旋回は、高度が不足していると深刻な事態になります。技術や知識が必要ですよね。
これは、体験ダイビングでは、まずありえないと思います。
これ以外に、地表近くで起こることとして突風によりバランスを崩すことが考えられますが、現時点での事故としての報告はありませんでした。
('ω')タンデムマスター(インストラクター)さんが優秀なんでしょうね(#^.^#)
体験スカイダイビング 安全対策
ここでは、体験スカイダイビングをするのに心配な方が安心できるよう安全対策についてお伝えします。
【タンデムマスターの存在】
タンデム:縦に2つ並んでいること
マスター:指導者、極めているもの
という意味があります。
つまり、スカイダイビングをする体験者と一緒に飛ぶことが出来る指導者の極み!!です。
タンデムマスターには、色々な条件があります。
普通のインストラクターとは違うので、その点では安心感が得られます。
【3つのパラシュートと安全性】
小型パラシュート
降下してはじめに開きます。これは降下時に、スピードが出過ぎてメインのパラシュートが破損しないようにするためのものだそうです。
体験の場合、2人分の体重を1つのパラシュートで支えなくてはいけないので、これがあると安心ですね。体重が重いほど、抗加速度は早くなるので、この装置があるんでしょうね(#^.^#)
メインパラシュート
大体600~750m程度で開きます。
予備パラシュート
580mに達した時に降下スピードが秒速35mあった場合、AAD(自動安全装置)として、予備のパラシュートが開くようになっています。
こららのパラシュートにより、私達は安全に地上に舞い降りることが出来ます(#^.^#)
実際、メインが開かずに予備で降りてきた例もあるようです。
この大事なパラシュートは、特別な資格を持った者が120日ごとに点検して、たたみ直す決まりになっています。
【体験ダイビングでの事故は過去1件のみ】
何を言っても不安!という方もいます。
これまでに、日本では上記で挙げた事故1件のみです。
この事故について不安と思うかどうかは、個人の考え方によりますね。
私は、この事故以来パラシュートの人為的・環境的事故は、操作不能の1件のみとなっているので、なんだか安心して体験ダイビングに臨むことが出来ました。
最後に
体験ダイビングの事故について調べてみました。調べながら、「うわー、悲惨」とか「こうしていれば良かったのに!」とか色々な感情がありました。スカイダイビングは公認のスポーツになってきており、大会なども開かれています。
絶対、大丈夫!!という事はありませんが、事故の原因を知り現在の体勢を知ると、スカイダイビング界も整備されてきているんだなと感じました。
ちなみに、私は栃木県にある「スカイダイブ藤岡」で体験ダイビングをしました。すっごくやって良かったーって感じましたよ(#^.^#)
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