飛行機雲が出来る理由や条件 雨が降りやすいって本当?
2018/04/19
空を見上げると、たまに白く細長い飛行機雲をみかけることがあります。また、飛行機が飛んでいるすぐ後ろに飛行機雲が出来ていっているのをみると、何だか嬉しくなってしまうのは私だけでしょうか。そういえば、どうして飛行機雲って出来るのかなぁ。と疑問に思い調べてみました。調べていると、飛行機雲が出来た翌日は天気が悪くなるということが言われていることも!早速調べた結果を報告します。
まず、飛行機雲ができるところは、空の高さが、地面から約5000m~13000mです。そこは、マイナス40度の世界です( ;∀;) このように温度が低い事も雲が出来る条件となります。温度が低いために、そのあたりにできる雲は、ほとんどが氷のつぶでできています。(雲は水の粒や氷の粒で出来ています。めちゃくちゃ小さい粒なので、空から落ちてきません。大きくなって重くなると雨や雪などになります、)そして、空にあまり雲がないことも条件となります。雲がたくさんあると、地上から見えませんね( ˘•ω•˘ )
そして、飛行機雲の出来る理由は以下の通りです。
・飛行機のエンジンから出る水蒸気が上空で冷やされて氷の粒となる。(エンジンそのものからの水蒸気の場合と、周囲の水蒸気を含んだ空気をエンジンが吸い込んでそれがエンジンから出て冷やされて氷の粒となる場合の両方がある)
・飛行機のエンジンから出る排気ガスの粒が氷のシンとなり氷ができる
・飛行機の主翼などの後ろに空気の渦が出来て、この渦が、まわりの空気の温度を下げて水分が冷やされて雲を作る
このような理由がありますが、どちらか片方だけではなく両方の原因が重なっていることもあるようです。また、一番最後の空気の渦による飛行機雲は、水平飛行ではなかなか見られないとのことです。
ちなみに!!
航空ショーなどで見せるアクロバット機の飛行機の軌跡がみえる雲の様なものは、雲でなく煙です。
飛行機雲が出来ると雨が降りやすいって本当?
前項で述べたように、飛行機雲が出来る条件は、飛行機のエンジンから出る水蒸気が冷やされたり、翼の後ろの気圧や気温の変化により、空に浮いている水蒸気が雲となります。
つまり、飛行機が飛んでいる上空に水蒸気が多く含まれている方が雲ができやすくなります。
ここで、水蒸気を多く含んでいるということは、地上に住む私達にとっては、低気圧状態となります。つまり、雨が降りやすい状態です。
飛行機雲が出来る条件と、雨が降る上空の条件は近いものがあります。
ということで、飛行機雲が出来るということは、これからお天気が崩れていく可能性があるということになります。上空の水蒸気が増えていっているよー(*´▽`*)ということです。
例外もあります。飛行機雲が出来る以前が低気圧であり、これから高気圧に向かっていく時です。言い換えると、上空の状態が水蒸気いっぱいだったけど、これから水蒸気が少なくなっていくよーという状態の時です。この場合は、飛行機雲をみてもお天気は崩れず、高気圧に向かっていきますね。
まとめ
私は、これを知ってから飛行機雲調査をしています。10件程度見ていますが、うち8件はお天気が下り坂とか曇の日でしたー。
めっちゃ晴れてたのにねーー。って子供と言ってます(#^.^#)かなりの高確率なので、楽しいですよ。
まぁ、水という物質の状態変化のお勉強にもなるし、お天気の高気圧・低気圧のお勉強にもなりました(#^.^#)