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検査

胃カメラ 前日の食事の内容 アルコールやコーヒーは? 食べ物の消化から逆算!!

2019/05/22

 胃カメラを受ける事が決まると、よほど慣れた方以外は、「嫌だなー」って思ってしまうのではないでしょうか。特に、初めてだと分からない事だらけです。胃の検査なので、前日の食事内容が気になったり、お酒を毎日晩酌している方、コーヒーが欠かせない方などいろいろな方がいらっしゃいます。

 今回は、
1、胃カメラの前日の食事内容について
2、前日のアルコールの摂取について
3、前日のコーヒーの摂取について
 食べ物が胃の中に停滞している時間や、アルコールだったら完全に身体から抜ける時間からまとめてあります。

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胃カメラ 前日の食事は何を食べていいの?

 胃カメラの説明をされる時、ほぼ「前日の21時までなら飲食可能です。」と言われます。特別制限はされません。
 でも、気になりますよね。「お肉、がっつりいっちゃっていいの?」とか、「前の日誕生日だから、ケーキ食べたい!」とか、「仕事の関係上、どうしても22時になっちゃう(+o+)」とか。

 当日の検査時には、胃は空っぽになっていないといけません。そのためには、胃の中にどれくらい食べ物が残っているのか?を理解されていると、ある程度の目安になります。消化には、年齢や体格、食べる量も関係してきますが、目安として参考にされると良いと思います。
 
 

果物:30分程度
 野菜:1~2時間
 うどんや白米、パンなどの炭水化物:2~4時間
 肉や魚などのたんぱく質:4~6時間
 ヨーグルトやチーズなどの乳製品:7~8時間
 バターなどの脂肪分:10~12時間

 どうでしょうか?病院での検査は、早くても9時頃となります。前日の夜の9時頃までに食べたものは、大体が消化できていることになります。
これで、アイスでも、ケーキでも、カレーでも、ステーキでも大丈夫!!(*^。^*)という事になりますね。ただし、適量ですよね!!

 もし、夕食が少し遅れてしまう場合は、脂肪が多く含まれている食事を避けるようにすれば問題ないでしょう(#^.^#)
脂肪が多く含まれている食事には、豆類も含まれます。豆は消化に時間がかかる代表ともいえます!意外ですよね!!

つらつらと書きましたが、普通の健康な方であれば2~4時間程度で消化されるとも言われています。胃カメラは、大腸の検査と違って腸のすべてを空っぽにする必要はないので、そんなに神経質にならなくても大丈夫です(#^.^#)
 
 

胃カメラ 前日のアルコールについて

 検査の説明時、「前日のアルコールは避けましょう。」という説明をされることが多いと思います。
これは、毎日の日課となっている方には、お辛いことだと思います。

人間は、必要性を理解していない事柄を遂行することに精神的苦痛を感じるものだそうです!!
ということで、ここでは、
⓵アルコールがダメな理由
⓶どの程度の量なら大丈夫なのか?
について説明しています。

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胃カメラ 前日のアルコールを避けた方がいい理由 消化時間と代謝時間

 ビールや日本酒、ハイボールなどのアルコール類を飲むと、胃酸が多く分泌されます。
胃酸は、食べ物を消化するために分泌されるものです。多く分泌されると、胃の壁自体を傷つけてしまいます。
この様な状で診てもらった場合、正確な判断が出来ない事があります、

また、アルコールが胃内に残っている時間は、大体1~2時間です。
「それなら!!」と喜んだ方、喜ぶのは早いです!!
アルコールの90%は肝臓で代謝されます。代謝というのは、アルコール以外の状態にすることです。
この代謝は、消化より時間がかかります。
 計算式もありますが、難しくなるので、目安をお伝えします。

体重約60kgの成人男性の場合
1単位(ビール500ml、日本酒1合、焼酎0.6合)のアルコールが体内から消えるまでに約3~4時間かかります。
2単位では、約6~7時間、3単位では、約9~10時間、4単位では、約12~13時間かかります
 
こちらは、あくまで目安です。アルコールの代謝は、体質や体格、性別でも変わってきます。かなり個人差が大きいです。

アルコールが代謝しきれていない体で検査を受けることで、
1)検査自体が体に負担になります。
2)鎮静剤などを使用する時には、薬自体の効果に影響が出る事もあります。

さらに、お酒を飲むと必然的に体が脱水の状態になります。検査当日は、水分も多くは取れません。体が脱水になる事で、脱水症や熱中症、最悪な事態として、血液がドロドロになり脳梗塞や心筋梗塞を起こす事もあります。

まとめると、
アルコールは、胃自体への影響と、翌日の体への負担、薬との相性が関わる、身体が脱水になることでの新しい病気になってしまう可能性があるために、前日は避けた方が良いという事になりますね(^ν^)!!

それでも、どうしても飲まなきゃダメだ!という方は、代謝の目安いっぱいいっぱいに飲むのでなく、350m缶1本程度に留めると大きな影響は考えにくいと思います。(推奨はしていません(*'ω'*) 可能なら飲まない方が良いです!!)

胃カメラ 前日のコーヒーについての注意点

 検査の説明時は、「コーヒーは、前日の夜9時までなら大丈夫です」と言われることが多いと思います。

コーヒー自体は、前日に摂取する食べ物として問題はありません。
が、ミルクが入っている事もあります。
このミルクは乳製品や脂肪の部類に入るので、前日の21時までに摂取すれば問題ない事になります。

こちらは、アルコールに比べると制限が緩いですね(#^.^#)

最後に

胃カメラは、辛い検査というイメージがありますが、お薬など使う事で楽に行う事も出来ます。制限も、前日の夜9時までは、そんなに強くはありません。言い換えれば、前日の夜9時から検査終了後1時間まで我慢すれば、かなり有用な検査が受けられることになります。
 不安な事がある時は、全て聞いて解決してから、のぞまれるといいですね(^ν^)
頑張ってください!!

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