喪中にあげるお年玉 渡し方の注意点 年齢や金額の相場
2019/01/01
お正月といえば、お年玉です。
子供さんは、とても楽しみにしていることでしょう。大人の方は、誰にいくらあげようか。と、考えていることでしょう。
そんな中、喪中の方もおられると思います。喪中だと、お正月のお祝いは控えるのが通常です。喪中だと、お年玉はあげていいのかな?でも、きっと子供は楽しみにしているだろう。と、悩んでおられる方もいるかと思います。
今回は、
1、喪中のお年玉 お年玉の起源から考える
2、喪中のお年玉の渡し方の注意点
3、お年玉をあげる年齢、金額の相場
について、まとめてみました。
喪中のお年玉 お年玉の起源から考える
喪中のお年玉
結論から言いますと、
喪中はお年玉には関係なく渡して大丈夫です。
理由として、お正月はめでたい行事となりますが、新年を寿ぐ祭ごとであり一般の祝い事の行事とは異なるのでお年玉をあげたり貰ったりすることは全く問題ありません。
次に、お年玉ができた由来についてまとめました。お正月に、喪中でもお年玉をおげても問題ないことがさらに詳しくわかります。
お年玉の起源
お正月とは、門松を立てて鏡餅を飾り、新年の神様である歳神さまを祭る行事でした。歳神さまは、幸福とともに魂をくれます。魂をもらうことで、1歳年をとります。昔は、お正月に一斉に年をとる「数え年」が主流でした。
良く、おばぁちゃんなどが、
「私は、数えで95歳。」などと、言っているアレです。
お年玉ができた由来
その供えた餅を食べさせ、「お歳魂」→「お年玉」に変化した説
鏡餅が丸いので「お歳玉」→「お年玉」に変化した説
餅が年初に配られるため、賜物(たまもの)で「歳賜」→「お年玉」に変化した説
などがあります。
時代としては、さかのぼること鎌倉時代あたりのようです。当時は、目上にの人から目下の人に渡すものでした。時代を経て、現代では、子供たちにお金をあげるようになりました。
喪中のお年玉の渡し方の注意点
お正月に渡すお年玉は、全く問題ありません。しかし、ポチ袋にだけ気を遣ってください。慶事を示すポチ袋は避けましょう。お祝い事になってしまいます。
紅白の水引の付いたポチ袋のことです。
最近では、赤金、金銀や、かわいく色とりどの水引があります。和風柄には、良く水引が見受けられます。今年は、キャラクター柄など選ぶと良いのではないでしょうか。
また、ポチ袋をあげる時に「明けましたおめでとう」と言わない。
ポチ袋の表書きに「明けましておめでとう」と書かない。
という事にも、気を遣っていただければ良いと思います。今回は、違う言葉にしましょう。その子供さんとの関わりなど言葉にしてみるといいかもしれませんね。
「また、遊ぼうね」「今年も運動会行くね」「これでゲーム買ってね」など。
もらったお子様も、自分の事を見てくれていると感じてくれるのではないでしょうか。
お年玉をあげる年齢 相場
お年玉をあげる年齢
お年玉をあげる対象の年齢に、決まりはありません。
お金の価値を知らない幼児や、自分で金銭を得ることが出来る大学生など、あげる必要があるかどうかについては、
そのお子様の家族との付き合いや関係の度合、土地柄も含めた風習によって判断するのが良いと思います。
また、子供が働くようになった時、子供から父母や祖父母ににお年玉をあげる人もいます。
お年玉の金額の相場
銀行や会社など、独自で調べているものをまとめてみました。
小学生未満/500~1000円/多くて2000円
小学校低学年/1000~2000円/多くて5000円
高学年/2000~3000円/多くて10000円
中学生/3000~5000円/多くて20000円
高校生/5000~10000円 /多くて30000円
大学生/5000~10000円 /多くて30000円
上記程度となっています。
赤ちゃんには、おもちゃや絵本を渡す。
幼児には、絵本やおもちゃと一緒に100円や200円などを渡す。という方もいるようです。
まとめ
喪中でもお年玉にはあげて良いようですね。お年玉をもらった子供の喜ぶ顔をみて、幸せな気持ちになってくださいね。
お年玉に決まりはありません。
以前、沖縄に住んでいた時のことですが、
私の夫の地域は、赤ちゃんから高校生まで全員1000円でした。さらに、近所の子供が来てもお年玉を渡します。毎年、お正月になる前から、大人は1000円札とポチ袋を多量に準備していました(*´▽`*)
その地域や家族によって、ローカルルールのようなものがあるかもしれません。
また、実家では、私には、子供が一人しかいないためか、あげた相手方のご両親(相手方は、子供が複数人いる)からは、私があげた金額に近づけようとしてか、私の子供は、0歳児の頃から結構な額のお年玉をもらっています。やはり、子供にあげるものとは言っても、ご家族同士の関係やつながりなどは、大いに関係がある印象を受けています。
金額など、迷われた場合は、旦那様や奥様、ご両親、義兄弟などに相談して決めるのもひとつの方法ですね。