川でおぼれた場合の対処 溺れているのを見つけた場合の救助
夏になると水難事故のニュースが多くあります。毎年毎年あります。こんなに報道されているのに、あるということは、やはり「気を付けていたけど、そうなっちゃった」んだと思います。川で溺れた場合、溺れているのを見つけた場合の対処法についてまとめました。
川で溺れた場合の対処
難しいかもしれませんが、まず冷静になることが重要です。焦ってもがくと、体力も失いますし、水を飲んだりすると苦しくなり、さらに焦ってもがいてしまいます。そして、最悪な場合、溺死という悲惨な結末になることがあります。冷静になることは最優先事項です。
そして、水の中で可能であれば仰向けになります。
もし、リュックなど背負っていた場合、リュックの肩紐を両手でギュッと引っ張って、リュックが頭に当たるようにします。リュックは浮力になることが多いです。脇は締めましょう。リュックなどない場合、そのままの状態で頭は少しだけ起こして頭をぶつけない様にしましょう。浮力の足しにするために、シャツやTシャツの前に空気を「ふーっ」と入れ、口をしぼります。すると、ちょっとした浮力になるようです。実際に出来るかどうかはわかりませんが、出来る様であればやりましょう。浮力があれば溺れ死ぬことはありません。
そのまま流れに身を任せて、浅いところまで流されます。足がついたら、すぐに川からあがりましょう。
ポイントは冷静!浮くこと。頭を守ること。浅い部分まで流れ着くこと。です。怖いと思いますが、その時の適切な判断が命を左右します。
川で溺れている人を見かけたら
⓵自分では助けに行かない!
⓶浮力になるものを投げ入れる。500mlの蓋をしめたペットボトルやリュックや河原などにある木でも良いです。浮力が少しあるだけで違います。
⓷警察110番、消防119番、海上保安庁118番に連絡します。
⓸溺れている人に冷静になること、助けが必ず来ることを言い続けます。もし、自分の方に近くてその場に棒やロープがあれば、それを投げ入れても良いです。
間違っても自分で泳いで助けに行くことは避けましょう。「溺れている人はワラをも掴む」と言われているくらい、手に当たるものを必死で掴もうとします。それが助けに来た人でも同じです。私の体験談ですが、幼いころ、浮輪に入れた妹を足がつかないところに連れて行ったことがあります。妹は、怖がって私にしがみつき、頭に手を当てて、上に上がろうとしました。頭を抑え込まれた私は、川の中に顔がつかり、水を飲んだことがあります。流れが緩く、30cm位進んだら足がついたので、大丈夫でしたが、私は、幼い頃に、自分より小さい子でも、川の中で怖がっている子のそばに行くのは危険だということをいうことを知りました。実際、訓練を受けたレスキューの方でも、溺れている方に真向から向かうことはしないそうです。気を失ってから助けに行ったり、溺れている後ろ側から助けに行き、首を掴んで助けたりします。プロでも難しいので、一般人には、さらに難しいことだと思います。実際助けに行って溺れている例は何件もありますし、浮力になるものを投げ入れて応援を呼んだ方が良いです。
最後に
溺れることなんてそうそう無いとは思いますが、知っておいて損することはありません。ぜひ、知識として頭に入れておきましょう(#^.^#)
また、普段から川に行く時には、浮力になるようなものを考えておくと良いですね。「今日の持ち物では、これが浮くなぁ」とかですね。また、川の地形がわかっておくと尚良いですね。「あの周辺で流れが緩やかになって、浅くなる」とかですね。普段から、防災意識を持てるように出来るといいですね。でも、心配しすぎはダメですよ。楽しくなくなります(#^.^#)