火災時は即 初期消火 消火器の使用方法 消火器以外での消火方法
火災が発生した場合、初期消火は重要です。家財を守り、人命を守ることにつながります。初期消火では、消火器が使用されつことが多いです。今回は、消火器の使用方法について、ポイントを入れつつまとめてみました。
初めに、火災発生時の初動や避難については、こちらにまとめてあります。
火災 逃げるタイミング 初動の動き 避難する際の注意点
火災発生！初期消火 消火器の使用方法
消火器自体にも記載があります。こちらの消火器のイメージををみてください。やることは、３ステップです。
⓵黄色い安全ピンを抜く
⓶ホースを火元に向ける
⓷レバーを強く握る だけです。
簡単です。が、消火液を噴射する時の威力が大きく、時間も20秒程度しかない中での消火活動となるため緊張を伴うと思います。
以下では、具体的にポイントを含めてまとめています。
⑴まず、使用する消火器の種類を確認しましょう。最近の消火器は普通、油、電気による火災に使用できるようになっていますが、念のため確認してくださいね。
⑵次に、火元に近づきます。
風上にいてください。風下だと、火が自分に燃え移る可能性があります。火元から2メートルのところあたりまで、近づきます。また、避難口と火の間に自分が立つことも重要です。消火不能となった場合に、すぐに避難するためです。
⑶消火器の黄色い安全ピンを真上に抜きます。
⑷ホースの固定を外します。
⑸ホースを火元に向けます。
消火液の噴射の勢いに耐えられるよう、足を前後に開きましょう。
⑹ハンドルを握ると消火液が出ます。ハンドルを戻しても消火液は止まりません。大体20秒程度出ます。
＊炎そのものでなく、炎の根っこの根元にかけます。
＊油からの出火の場合、近くで消化液を出すと油が跳ねて、火傷してしまう場合があります。4〜5メートルくらいのところから、かけながら近づいて行くと良いそうです。(消防士さん直伝！)20秒ほどしか出ない事を意識しましょう。
消火器では消火不能の場合、消火栓の出番となりますが、屋外消火栓は使用方法が難しいです。それに比べ、マンションやアパートなどに設置されている屋内消火栓であれば、比較的簡単に出来るようになっています。タイプにより使用方法が違いますので、普段よりみておくと良いでしょう。基本的には、消火栓のホースを取り出した時点で、ポンプが作動するようになっているので、ノズル（放水口）を緩めれば水が出ます。（ポンプが作動するためスイッチを押さなければいけないものもあります）勢いがあるので、しっかりと姿勢を保つことが重要です。また、ホースが曲がっていると圧力がかかり、怪我をすることがあるので、十分に気をつけてください。また、基本的に普通火災にしか使用できません。電気と油火災には使用しないようにしましょう。
消火器がない場合の初期消火
消火器がない家庭は結構あると思います。消すには、⓵温度を下げる ⓶酸素を遮断する ⓷燃えるものをなくすの３つが基本になります。
この中で有効なものは、⓶の酸素を遮断する ⓷燃えるものをなくすです。
具体的方法としては、タオルやお布団などをかぶせて酸素を遮断します（水にぬらす余裕があれば、そうしましょう）。また、周囲の可燃物を遠ざけます。もし、カーテンが燃えたらひきちぎります。その上で、水を周囲から紐とに向かってまきましょう。温度が下がることで燃えようとする力が弱まります。タオルや布団も可燃性なので、火の勢いの方が強ければ負けてしまい、炎の助けになってしまいます。消えない場合は、無理せずすぐに避難しましょう。火事は、本当に危険です。命を優先させましょう。
最後に
消火器は、実際に練習することが難しいです。一度噴射してしまうと、もう使えません。以前、職場で真似で練習していたら、つい噴射してしまい消火液だらけになった事があります(/ω＼) 住んでいる地域の防災訓練などでは、消火器を使用した訓練を実施する場合もあります。私もやりましたが、意外に火の温度が伝わってきて、怖い感じもしました。操作方法は簡単ですが、実際の火災現場では現場の雰囲気に負けそうです。やっぱり練習やイメトレは大事だなって感じる日々う。一度は経験しておいて損はないと思います(#^.^#)