初めてのiDeCo 運用益が非課税!とは??
2019/01/25
iDeCoは、個人で育てる年金制度のことです。イデコでは、⓵投資額が全額所得控除となる ⓶運用益が非課税 ⓷受取時に控除が受けられる という、メリットがあります。ここでは、その中の、「⓶運用益が非課税」について 初心者の方でもわかるように説明します。
運用益とは?
運用益とは、資産の運用によって得られた収益のことです。プラスでもマイナスでも運用益です。儲かっても損しても、それは運用益となります。
運用益の例
・銀行に貯金したら、100円利子がついた。
・株をやったら、10万円儲かった。
・投資信託をしたら、1万円損した。
運用益への課税とは?
儲かった場合(プラスの運用益があった)、20.315%(所得税15.315%、地方税5%)が課せられます。これは、法律で決まっています。ちなみに、損した場合(マイナスの運用益)は、取られません。
実は!!銀行の貯金でも勝手に引かれています。純粋に100円の利子がついたとすると、手元に残るのは、約80円です。私は、無頓着だったので、これ、知りませんでした(´;ω;`)
iDeCo 運用益が非課税とは?
イデコの商品には、普通の貯金、保険タイプのもの、投資信託などがあります。基本的に元本保証型と変動型の2種類があります。貯金は、元本割れしませんが、投資信託は元本割れのリスクがあります。
貯金だと、元本割れしない代わりに、利益は小さいです。投資信託だと、元本割れのリスクがある代わりに、利益も大きいです。商品選びは、その時のご自分の状況などによると思います。
では、「イデコの運用益は無課税」についての説明です。
これは、具体例で説明します。
【ケース】 iDeCo商品:投資信託(2万円/月)
投資信託は、大体2~10%のリターンが見込めます。(もちろん、損することもあります)
毎月2万円で10年貯めると元本が240万円(2万円×12か月×20年間)となり、運用益が39万円(3%で計算)となります。
イデコの場合は、運用益が非課税なので、利益を入れると279万円です。
もし、通常だと、税金を引かれますので、事実上の運用益は31万円で結果的に271万円(元手の240万円+利益31万円)となります。
20年貯めると、元本が480万円、運用益が177万円となります。
イデコだと、利益を入れて657万円。通常だと、税金が35万円で、結果的に622万円となります。
こんなに違います!!!
運用益の非課税っていうのは、すごく重要ですね(#^.^#)
ちなみに、投資信託には、運用益をその時々で配分するタイプと運用益を運用に回すタイプの商品があります。配分するタイプは配分時、そうでないものは、お金を引き出す時に運用益が確定し、そこに税金がかかることになります。つまり、イデコだけでなく通常で投資信託をしていても、引き出すまでは運用益に税金はかかりません。さらに、通常の投資信託では、プラスの運用益に対してだけ税金がかかります。が、イデコの場合は元手と運用益両方に税金がかかります。大きな控除があるから、お得!になりますので、この控除について理解しておくことが重要ですね(#^.^#)
おまけ 元本保証と変動型
運用益が非課税の恩恵としては、変動型の方が受けやすいことになります。
同じ1万円を毎月かけていたとして、そこから得られる運用益が違います。元本保証だと100円、変動型だと2000円だとすると、その部分が上乗せされて資産形成していくことになります。当然、数字が大きい方が将来的にも利益が大きくなります。最初は、少しの差ですが、10年、20年経つと、複利の効果もあり利益の差は大きくなります(#^.^#)
最後に
イデコのメリットは、本当に素晴らしいです!!非課税で、長期運用するという事は、雪だるま式にお金を増やすことにつながります。ご自分の家計をきちっと整理して、ムリなく開始できると良いですね(#^.^#)