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チックとトゥレット症候群 原因や誘因 

 チックは精神面が不安定だから!とか、親が厳しいから!とか、色々と言われてきました。でも、研究により脳の成長に伴う発達上の問題であることがわかってきました。つまり、育て方ではない。と、いうのが、最近の考え方の主流になっているようです。ただ、日常生活の何かがきっかけになる事はあるようです。今回は、チックやトゥレット症候群の原因についてまとめました。

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もし、チックやトゥレット症候群の症状など知りたい方は、こちらをどうぞ。
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チックがひどい トゥレット症候群とは 症状や症状の進み方 特徴からチックとの違いがわかる

チックやトゥレット症候群 原因

 一過性のチックでもトゥレット症候群でも、原因に大きな違いはないと考えられています。
【環境+なりやすい体質(遺伝的要因)が関係している】
 環境とは、妊娠中に使用した薬(内容まではわかっていない)、出産時の状態(黄疸があった、未熟児であった、長時間の分娩であったなど分娩時の異常がある)、母親のコーヒーやアルコールなどの過剰摂取などです。
 なりやすい体質というのは、親子で顔が似るように脳の中身も似ると言われています。父母にチックがあると、その子供にもチックが出やすいと言われています。チックになりやすい体質を受け継いでいる母親は、完璧主義になりがちなんだそうです。その母親に育てられたお子様がチックが出やすいのかというと、そうではないようです。男tの子の場合は、育て方に関わらずチックが出やすくなります。女の子は、チックにはなりにくいですが、神経質で完璧主義になることが多いのだそうです。

 うちのチビ助もチックがあります。言われてみれば、出生時胎児仮死で産まれました。呼吸を7分間していませんでした。私自身は、完璧主義とは言いにくいです。時には完璧主義の事もあります。チックは、小さい頃に瞬きがありました。まぁ極軽度だと思います。今は、なんか不安などある時に、瞬きや喉を鳴らすことがあります。多分、ひどくはないと思います。集中している時は、あまり出ません。こう考えると、うちのチビ助のチックは、なるべくしてなっているのかなって感じます(*ノωノ)

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【脳内神経物質の伝達が関係している】
脳は部位により働きが違います。それぞれに協力しながら働いています。協力するためには、それぞれの脳を回路でつなぐ事が必要になり、その回路をつなぐ時に必要になるのが、神経伝達物質です。例えば、かけっこ頑張るぞーって思ったら、心臓の動きを速めて筋肉を動かすことが必要になりますが、その心拍を早めたり身体を動かす事を、脳が心臓と筋肉に指示しなくてはいけません。心臓を速めなさい!って指令する脳と手足を動かしなさい!って指令する脳と頑張る!って思う脳とが連携しなければならない時に必要な物質が、脳内神経物質です。(説明長くてすみません)
 チックは、この脳内伝達物質のひとつである「ドパミン」が必要量以上に作られてしまう事が原因のひとつであるとわかりました。他にもあると推測されているみたいですが、まだ結果が得られていないようです。
 また、トゥレット症候群のお子様は、集中している時の脳の血流が低いことを研究発表しているものもあるそうです。

脳の問題なの?と、心配になれれた方がいると思います。私もです。でも、人間ってすごいです。成長とともに、修正されていくようです。ひどい症状に対しては、お薬を使います。時間の経過とともに、必ず軽快することだと研究でも出ています。軽快しますが、症状は残ることもあります。悲観的にならずに良い方向に考えられるといいですね。

チックやトゥレット症候群 誘因

 誘因とは、きっかけの様なものです。
【ストレス】
 チックになりやすい体質があるお子様にストレスがかかった時に、チックという症状として出てくることがあります。ストレスは、個々で受け止められる許容量が違います。同じストレスを与えた場合に、ストレスに感じるお子様と、少しストレスに感じてしまうお子様と、ストレスに感じないお子様がいます。本当に個人差が大きいです。でも、ただのきっかけです。症状が出てしまった後の対応が重要だと思います。チックは、自分で治す事が出来ません。ストレスがきっかけで、チックになったから、そのストレスを除けば治るというものでもありません。
【溶連菌感染】
 溶連菌とは、風邪や咽頭炎など「発熱」「喉の痛み」「発疹」などを主症状とする感染症です。子供に多い病気です。その溶連菌感染症が治った頃に、チックが出てくることがあります。感染すると免疫が働きます。その時に自己免疫抗体といって、自分で自分の身体を攻撃してしまう免疫が出来ることがあります。その自己免疫抗体が、脳の機能を障害するのだそうです。症状がひどい場合は、感染のコントロール(抗生剤の内服)を行うことで軽減することが出来るようです。

まとめ

 今回は、原因と誘因にしぼってまとめました。ちょっと細かいけれど、チックがあるお子様を持つ場合、詳しいことが知りたいと思い細かくまとめてみました。医学は、日々進歩しています。研究がなされ、驚の常識は明日の非常識になることもありますが、なるべく新しい情報を取り入れていきたいと思っています。

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