gajyumaro (*´ω`*) の転ばぬ先の杖

知ることは、徳にも得にもつながります。現役看護師で好奇心旺盛である私が、知っていることや調べたことが、皆様のお役にたてればと思い、このサイトを作りました。一緒に健康で楽しい毎日を送りましょう。( *´艸`) gajyumaro

未分類

チックやトゥレット症候群の合併症 強迫性障害やADHDや自閉症スペクトラム 

 チックやトゥレット症候群の原因には、脳の発達上の問題があると考えられています。また、強迫性障害やADHD、自閉症スペクトラムは脳の機能障害であり、これらの病気の方はチックやトゥレット症候群を併せ持つことが多いようです。もし、自分のお子様がチックやトゥレット症候群になってしまった場合は、これらの合併症があるのかないのかで対応も変わります。現状や今後に対して不安も多いことだ思いますが、軽く頭に入れておくだけでも、今後「何かおかしい」と感じた時にお役にたてるかと思います。

スポンサードリンク

チックやトゥレット症候群の合併症 強迫性障害

【どんな病気か】
 何度も同じ不安を考えてしまい、「もう考えたくない」と思っていても、考えてしまい不安が強くなります(脅迫観念)。また、不安や苦痛をやわらげるために、「やりたくない」と思っている行動を繰り返してしまう(脅迫行為)があります。これらの思考や行為により苦痛を感じたり、日常生活に支障をきたす場合は強迫性障害と診断されます。
 実際の行動として、「手洗い」「歯磨き」「何度も確認する」「ドアから入ったり出たり」「立ち上がったり座ったり」「触る」「数える」「人を傷つけないために、自分の身体を何かに打ち付ける」などがあります。

【原因】
 すべての原因は分かっていませんが、脳の機能障害であることがわかってきています。

【チックやトゥレット症候群との関係】
 10歳を過ぎた頃から強迫性障害との合併が、トゥレット症候群の3~4割に見られます。結構多いですよね。強迫性障害は、不安や恐怖心から、その行動が出てしまいます。「やめたい」と思っても、不安や恐怖から、その行動を何度もとってしまいます。が、チックを合併している場合は、「やめよう」と思う程、やらずにいられなくなり行動に移してしまう場合が多いそうです。不安や恐怖心からの行動なのですが、「やめよう」と思う感情がさらに、行動をエスカレートさせるような感じになります。

【治療法】
 薬物療法や行動療法があります。

チックやトゥレット症候群 ADHDの合併率が高い

 ADHDとは、注意欠陥多動性障害の事です。
【どんな病気か】 
 注意を持続することが困難で、すぐに気が散る。人の話が聞けない。指示に従えない。ものを良くなくす。といった行動や
 注意力散漫で落ち着きがない行動や、
 考えずに行動してしまい、思い通りにいかないとかんしゃくを起こしてしまうなどの行動があります。

【原因】
 脳の一部の機能不全による発達障害。

【治療法】
 根本的な治療法としてでなく、症状に対しての対症療法としての薬物療法や行動療法があります。

【チックやトゥレット症候群との関係】
 トゥレット症候群の約半数以上が、ADHDの診断基準を満たすと言われています。
 両者が合併すると、チックへの衝動性(チックをしなくちゃいられないといった感じ)が高まり社会での生活が困難になったり理解を得られなくなることがあります。
 一過性のチックとADHDの関係は無いと言われています。

スポンサードリンク

チックやトゥレット症候群 自閉症スペクトラムの子

【どんな病気か】
 自閉症スペクトラムには、「自閉症」「アスペルガー症候群」「特定不能の広汎性発達障害」などが含まれます。これらは、共通する部分も多く明確に区別することが出来ません。そのため連続体(スペクトラム)と呼ばれています。

「自閉症」:社会に馴染みにくい、コミュニケーションが取れない、言葉の発達の遅れ、強いこだわり、ひとつの事に執着する等。
「アスペルガー」:社会に馴染みにくい、コミュニケーションが取れない、興味は狭いが知能が高い等。
があります。自閉症とアスペルガー症候群は、似ていますが、言葉や知能の遅れがないものをアスペルガーと考えると良いです。

【原因】
確定されていませんが、先天的な遺伝要因に環境が重なり合った結果だとされています。妊娠中に母親が飲んだ薬の影響も考えられています。

【チックやトゥレット症候群と自閉症スペクトラムとの関係】
 チックやトゥレット症候群の約20%に自閉症があると言われています。その場合、チックより自閉症の治療を中心に行うことになるそうです。
 チックと似ている自閉症スペクトラムの症状として、手をひらひらさせる様な常同運動、パニック、かんしゃく、こだわり、不眠などがあります。コミュニケーションとでは、チックのお子様は能力には問題ありません。しかし、チックにより注意力が保てず、その結果、コミュニケーションや社会生活への不適応といった状態を生んでしまうことがあります。
 また、アスペルガー症候群があるお子様は、通常(10人に1~2名)より高い割合で、チックがあらわれる傾向があります。しかし、トゥレット症候群にまでなるお子様は多くないそうです。

【治療法】
 根本的な治療としてでなく、必要時に対症療法としての薬物療法や行動療法があります。

まとめ

 医療は日々進化しています。昨日わからなかった事が、今日は解明されることもあります。こちらの記事は、参考にしていただけると幸いです。大事なお子様の将来です。地域の相談機関や医師と相談しながらお子様を見守っていきましょう。私の子供であるチビ助も、チックがあります。どうも一時的ではない様な感じがします。ひどくなるのは、これからです。色々な病気との関連はないかなど、探りながら生活しています。お互い、頑張りましょう(#^.^#)
 下記もよろしければご参考になさってください。
瞬きや変な行動をするチックやトゥレット症候群 もしかして違う病気の可能性あり
チックとトゥレット症候群 原因や誘因 
チック症 発症年齢や発症率 症状と分類 チックの進行 
チックがひどい トゥレット症候群とは 症状や症状の進み方 特徴からチックとの違いがわかる

スポンサードリンク

-未分類
-,