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子供のチック 受診のタイミング 診療科

2018/09/07

 お子様に「チック」が出てくると心配ですよね。「様子を見ていればいいのか。受診した方がいいのか。」「どの診療科を受診科を受診すれば良いのか」など困ることがたくさんあると思います。今回は、チックの受診の目安と診療科についてまとめました。

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子供のチック 受診のタイミング

 チックは、様々な症状があり程度も人それぞれです。どの症状がどの程度出たら受診する!というような症状や程度による目安は難しいです。受診を考える目安として、
⓵本人が困っている場合
⓶「強迫観念」や「こだわり」が強くなり「危険な行動」に発展した場合 となります。

⓵本人が困っている場合
 これは、「運動性チック」よりも「音声チック」の方が当てはまる場合が多いようです、運動性チックは、周囲が慣れてしまうことが多いようです。しかし、音声チックは、周囲の他人からみると「うるさい音」として耳に入る場合もあります。他人に迷惑をかけていると思い、チックのお子様の精神的ストレスになることがあります。
チック症 発症年齢や発症率 症状と分類 チックの進行

 ちなみに、どんな困る事があるのかを年齢別でみてみると、
幼児期:本人より保護者が心配している。本人は困っていない。
学童期:周囲への迷惑など集団生活の中で困ることが多くなる
思春期以降:攻撃性の高まりや残存症状があるために生活しづらくなってしまう事が多くなる。
 という様な、問題が多くあるようです。

⓶「強迫観念」や「こだわり」が強くなり「危険な行動」に発展した場合
 これは、重症例となりますが、自傷行為や他者を傷つけてしまうことがあります。身体の一部を何かにぶつけたり、何かで自分の身体の一部を傷つけたり、他者への攻撃などがあります。
 もし、その行動が出た場合は、まず、気持ちをそらす事をしましょう。あらかじめ、その行動が起きる場面が想定できる時は、それを避けることも対策となります。出来ない場合は、必要に応じて制止しましょう。制止すると、症状がひどくなることがあります。落ち着いたら、その時の心境を確認します。「やらずにいられない」場合と「イライラしてやった」場合があります。確認したら、また対策を立てていきます。対応していても、手に負えなくなった時や、危険な行動が見え始めた時は、受診をするべきです。
チックやトゥレット症候群 こだわりやパニック 強迫観念への対応

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幼児のチック 受診する診療科

 チックやトゥレット症候群は、基本的に「小児科」か「精神科」となります。「小児科」で対応できないものは「精神科」となります。通常であれば、まず、かかりつけの「小児科」を受診するのが良いと思います。その小児科の先生に診てもらって、「専門科」を受診した方が良い。と、判断されれば、専門病院を受診することになります。医師にはネットワークがあります。「ここの先生は、チックを良く診察していますよ」という様な情報を持っています。専門病院の受診が必要となる事が予測される場合には、前もって地域の口コミやインターネット検索により情報を得ておくと良いでしょう。小児科医と相談する時の選択肢の一つになります。小児科は、チックについて理解はありますが、医師により得手不得手もあります。また、数は少ないですが、「児童精神科」はチックや発達障害などがある場合でも診ることが出来ます。トゥレット症候群のような重いチックがある場合や思春期以降、症状が重くなってくる場合は、通常の精神科でも良いようです。
 ここで、私の経験ですが。地域の保健師さんに相談したところ、私の地域では情報は持っていませんでした。知識も一般的です。通っている幼稚園の心理療法士の方と面談したところ、「ここは、〇〇で、ここは〇〇ですよ」というような内容の濃い情報が得られました。その方は、小中学校でも心理療法士として働いています。皆様の地域や学校にもいらっしゃる思います。一度ご相談されてみると有用な情報が得られるかもしれませんね。
 また、受診する前にはお子様の自尊心を落とさない様十分な配慮が必要です。一時的であることや、本人の責任ではないこと、受診するのは、症状軽減して生活しやすくするためだということをしっかり理解してもらいましょう。受診時には、適度な緊張感からチック症状が出ないこともあります。本人が理解した状態かもしくは、わからないように動画などとっておくと、一つの診断材料になるかもしれません。確定診断をするには数年かかる場合もあるそうです。
チックやトゥレット症候群の治療
 

最後に

 チックをもつお子様も保護者の方も不安が多いですよね。受診するのは、相談する意味でも構いません。
あるものは活用していきましょう。つらい時は、最終目標を見出すようにしてはどうでしょうか。受診しなきゃいけないほど、辛いのではなく、受診して楽になるかもしれない道を選択すれば未来も楽だし、いつか良くなるものだから!という風に考えてみてはどうでしょうか。もちろん、気持ちが沈んでいる時は、とことん沈みましょう。いっぱい泣いて、いっぱい気持ちを吐き出しましょう。そして、必ず味方がいることをわかってくださいね、
 

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