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病気

インフルエンザ 感染する仕組みと予防 

2018/12/27

「暑さ寒さも彼岸まで」 お彼岸を過ぎると、気温が段々と下がり、空気も乾燥する季節となり、毎年、インフルエンザが流行します。
インフルエンザになると、身体がつらいだけでなく、仕事や学業、人生の大事なステージに影響を及ぼす場合もあります。時には、重症化して生命の危険に陥る場合もあります。

 そこで、今回は、
  1、インフルエンザってどうやってうつるの?
  2、インフルエンザにかからないための対策
 について、まとめてみました。

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インフルエンザに感染する仕組みとは?

 
【ウィルスの特性】
 インフルエンザウィルスは、すごくすごく小さいです。目に見えません。
 咳やくしゃみなどをした時に、唾液などと一緒になり、飛沫という状態で宙に浮いたり、地面やモノにくっついています。
 そして、宙に浮いているウイルスは1~2日間生きています。感染力はかなり強い方です。すごいですね。流行する理由がわかります。

【ウィルスの侵入口】
 インフルエンザウィルスは、口や鼻の粘膜から感染します。粘膜というと難しく感じますが、口の中、鼻の穴から感染するということです。ウィルスは粘膜から感染するので、目の粘膜からも感染するという説もあります。 目と口や喉がつながってはいるからですが、ウィルスがその経路を活性化した状態で届く可能性はかなり低く、無いと考えて良いそうです。
 とにかく、鼻と口の粘膜を守ることが重要そうですね(#^.^#)

   
【感染の成立】
 ウィルスが身体に侵入すると、身体の免疫(異物を排除しようとする働き)が働きウィルスを攻撃します。身体の免疫が勝れば発病せず、身体の免疫が負ければ発病します。インフルエンザの場合は、たいてい負けちゃうようです"(-""-)"
 

【感染経路~どうやって身体に侵入するのか~】
  感染経路は、飛沫感染と接触感染(感染率はこちらが高い)があります。
  
  飛沫感染  インフルエンザ罹患者の咳やくしゃみにによるウィルスを含んだ体液の粒子(飛沫)が、空気中に舞い、他人の鼻や口の粘膜に付着することで感染します。
        
        飛沫は、通常の会話だと1m程、咳で約3m、くしゃみで約5mとびます。勢いのあるくしゃみはさらに広く飛散します。同室など、その範囲内にいれば、インフルエンザにかかる可能性が高くなります。

  接触感染  インフルエンザ罹患者の手や口から直接感染したり、インフルエンザ罹患者が触ったコップやドアノブなどにウイルスが付着して、他人がそれらに触れ、鼻や口の粘膜にウィルスが付着することで感染します。

   まとめます。
   ウィルスの付いた唾液などが空気中を漂い、それらを直接吸い込んだり(飛沫感染)、ウィルスがついたコップなどに触れて、その手で口や鼻に触れることで、ウィルスが口や鼻から体に侵入して、自分の免疫が負けた時にインフルエンザ発症となります。
  

インフルエンザにならないための予防対策

 
インフルエンザウィルスが、口や鼻に付着しなければ感染は起こりません
言い換えれば、ウィルスが口や鼻に付着しないようにすれば良いのです。

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マスク
層を重ねたものの方が効果があります。装着方法は、頬・鼻・あごの隙間をうめることが重要です。マスクを外す時の注意点として、マスク自体に触れずにヒモやゴムの部分を持って外します。マスク本体外側にウィルスが付着している可能性があるため、それを外す時に触れることで、ウィルスが手につくことを防ぐためです。口呼吸より鼻呼吸の方がウィルスを防御することに効果的です。鼻には絨毛があり、ウィルスをなるべく粘膜に付着しないようにする働きがあるためです。

うがい
※最近では、うがいでインフルエンザウィルスを流すことは難しいといわれています。うがいをして、口の中の湿度を保つ目的の方が大きいです。
 水道水でも十分な効果があります。薬液は、すでにウィルスや菌がいると判断された時に使用した方が良いです。
高齢の方は、上を向いてうがいすると誤って肺に入ってしまうことがあります。気をつけて行いましょう。無理をせずに、水分摂取するだけでもうがいではありませんが、湿度を保つという効果があります。
     
手洗い
 流水で手を洗えない時は、手指にすり込むタイプのアルコール製剤も有効です。目で見えるような汚れが手にある場合は、消毒効果が低下するため、流水・石鹸での手洗いを行いましょう。

お風呂にはいる
 例えば、外で込み合っていて、インフルエンザウィルスを持っている人が咳をした時に、飛沫となったインフルエンザウィルスが浮遊して、自分の髪の毛や顔などにくっついたりします。特に女性は、髪の毛やお顔などを触ってしまう方が多いと思います。そうすると、せっかく手を洗っても髪を触ればウィルスが手についてしまい、その手で何かをしている時に(最悪なのは素手で鼻をほじくる、、)インフルエンザに感染してしまう可能性もあります。ここまで??と、思われる方もいるかもしれませんが、もし受験生がいるご家庭や、かなり抵抗力が落ちている方など、絶対にインフルエンザになってはまずいという方でしたら、ここまで気をつけられた方が良いと思います。

どこかに、インフルエンザウィルスがいる!と思って生活した方が良いでしょう。
すると、住環境を整えることも有効です。

湿度】50~60%が好ましいです。50%以下になると、ウィルスが活性化しやすく、60%以上になるとカビなどが発生しやすくなります。

換気】1~2時間に一回が妥当です。

インフルエンザウィルスが体内に侵入しても、免疫が勝れば発症しません。
健康管理を行うことも有効です。

健康管理
・栄養を十分にとりましょう。
・体力をつけましょう。
・睡眠をしっかりとりましょう。
・規則正しい生活を送りましょう。
・腸内環境を整えましょう。睡眠不足、便秘による自律神経や腸内環境の乱れも、免疫力を低下させる原因となるからです。
・予防接種を受けましょう。インフルエンザの予防としては、薄いと言われています。が、インフルエンザを発症した場合の重症化の予防となります。

最後に

 インフルエンザは、冬になると必ず流行します。ウィルスの特性や予防方法を知っておくだけでも、ちょっと違いますよね。私は、職業柄か、人込みには、ウィルスがいると思って生活する習慣がついています。それでも、なる時はなっちゃいますけどね。。

なっちゃったら、家族がインフルエンザ 感染を拡大しないための自宅での対応 2

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