不妊治療の検査　内診と子宮頸がん検診と超音波検査は痛いのか　検査の流れや目的について詳しく説明！！

不妊治療のはじめての受診時には、たくさんの検査をします。採血や検尿、内診、超音波検査などがあります。今回、様々な検査の中から不安が強いであろう内診、子宮頸がん検査、経膣内視鏡検査について、検査の目的や具体的な流れについて詳しくまとめました。

不妊治療　内診の目的や検査の流れ

目的：子宮の大きさや硬さ、子宮の傾き（前屈や後屈）子宮筋腫や卵巣のう腫がないかを確認します。同時に触診で外陰部の感染症がないかの確認を行います。妊娠後は、流産や早産のリスクを見つけることが主な目的に変わってきます。ここで異常が見つかれば、治療が必要となることもあります。

検査の流れ
① 内診室に呼ばれたら、下着を外して内診台にのります。
内診台にのると、ちょうど膝上くらいの位置にカーテンがあるため、診察する先生とご対面することはないです。また、診察するまでは、診察部位は隠れるようにバスタオルをかけたり、専用のスカートの様なものを準備してくれている医療機関があります。
② 先生や看護師が「始めますよ。力を抜いていてくださいね」などと声をかけます。触れる前に軽く足をポンポンって触れてくれる先生がほとんどです。いきなり、診察部位に触れられると、びっくりしちゃうので、これは大事なステップですね。
③ 診察は、指を１～２本入れ、もう片方の手で腹部を軽く圧迫します。この時、口呼吸して腹部に力を入れないでおいた方が良いです。内診自体は痛い事は少ないです。子宮の大きさや傾きなど奥の方を確認している時に、ウっとなる位です。所要時間は５～20秒程度です。
以上で終わりです。このまま、子宮頸がんや膣カンジダ症の検査、経膣超音波検査に移行します。

不妊治療　子宮頸がん検査の目的や検査の流れ

目的：子宮頸がんの有無、カンジダ症（真菌）の検査を行う場合もあります。

検査の流れ
① 内診と同様、先生が「器具を入れます。ちょっと冷たいですよ。力抜いててくださいね」等と声をかけます。その後、膣の中にクスコーと呼ばれる器具を入れます。金属の器具で膣に入る部分は約７ｃｍ程度です。金属なので少し冷たく感じると思います。この器具は、先が丸くなっていて、膣の中に入れてから、操作して開くことが出来ます。開いて狭い膣内での検査をスムーズにします。このクスコーを入れる時が、結構それなりに痛いです。我慢できない程ではないですけど、ちょっと腰を引きたくなる程度です。
② 膣内を少し温かめの洗浄液で洗浄します。
③ 綿棒の様なものでこすります。この時の痛みは、そうでもありません。所要時間は、１分以内に終わります。
以上で終わりです。このまま、経膣超音波検査に移行する場合がほとんどです。

不妊治療　経膣超音波検査の目的や検査の流れ

目的：子宮や膣の状態を観察します。子宮筋腫、子宮腺筋症、卵巣疾患の有無などの形状や疾患、また、卵胞（卵子が入っている袋）の大きさを測定します。不妊治療中は、毎回と言っていいほど、超音波検査をします。卵胞の大きさから排卵日を予測したり、排卵されずに黄体化してしまっていないかなどの確認も出来ます。妊娠後は、赤ちゃんの成長をみます。妊娠３か月程度あたりから、経膣ではなく、腹部エコー（内診台にあがらず、ベッドに横になり下腹部から超音波を当てる方法。こちらの方が恥ずかしくないですね(#^.^#)）に切り替わっていきます。ちなみに超音波のことをエコーと言う事も多いです。

検査の流れ
① 内診と同様、先生が器具を入れることの声をかけます。その後、直径15ｍｍ程度の棒状のプローブに滅菌のカバーをつけて、膣内に挿入します。痛みは、ほぼありません。材質はプラスチックの様なもので出来ているので、冷たさもほぼ感じないと思います。
② 膣内に挿入したプローブは、診たい場所によって向きを変えます。この時に、ちょっとした痛みを感じる方がいます。画像がモニターに映し出されるので、施設によっては、その画像を見ながら説明してくれます。所要時間は、説明している時間によりますが、長くても２分程度だと思います。
以上で終わりです。

まとめ

　検査時には、必ず医師と看護師が傍にいます。もし、辛かったり、痛かったりしたら、遠慮なく先生や看護師に伝えましょう。その時に、もし言えなかったら、後からでも良いので看護師や受付の方など、伝えやすい人に伝えましょう。先生が不快な思いをしないか？など、気をつかわれるかもしれませんが、大丈夫です。私は看護師ですが、先生のタイプにより上手に先生に伝えられますよ(#^.^#)　「私怖くて、、」とか、「不安で、、」とか、「痛かったから、次が心配で、、」とか言っておくと、配慮できるよう働きかけてくれると思います。言わなきゃ損！損！ですよ(#^.^#)　安心して伝えてみてください。

こちらは、実際の体験談です。
不妊治療　初診時の検査　内診や子宮頚がん検診や超音波検査の体験談

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