ハチミツ 赤ちゃん ダメな理由 食べてしまった時の対処 いつから食べられるのか
2018/05/07
「赤ちゃんにハチミツはダメ!!」って聞きますよね。「どうしてダメなの?本当にダメなの」と感じたことはありませんか?赤ちゃんを持つ保護者にとっては、重要なことです。どうしてダメなのか。いつから可能なのか。可能な方法はあるのかについて、まとめました。
ハチミツ 赤ちゃん ダメな理由
天然のハチミツは、生もので、自然界にあるボツリヌス菌が混入することがあります。腸内細菌が少なく、腸が未発達の赤ちゃんが食べてしまうと菌が繁殖して毒素ができ、その毒素でボツリヌス症となってしまうことがあるからです。
1歳未満の乳児にみられるボツリヌス症の症状は、便秘状態が数日間続き、全身の筋力が低下する脱力状態になり、 哺乳力の低下、泣き声が小さくなる等、筋肉が弛緩することによる麻痺症状が特徴です。
ボツリヌス菌は、土壌や海、湖、川などの泥砂中に分布している酸素を嫌う菌で、熱に強い芽胞を形成します。この芽胞は、低酸素状態に置かれると発芽・増殖が起こり、毒素が産生されます。この毒素は、現在知られている自然界の毒素の中では最強の毒力があるといわれてます。 120度で4分間(もしくは、100度で6時間)以上の加熱処理で、ボツリヌス菌とその芽胞は死滅します。ちなみにボツリヌス毒素は100度で2分で毒性を失います。
ハチミツ 赤ちゃん 食べてしまった時の対処
はちみつの中にボツリヌス菌や芽胞がいる比率は10%に満たないそうです。さらに、1回食べただけでボツリヌス症を発生することも稀です。もし、知らずにハチミツを食べてしまったら、経過観察をしましょう。経過をみて、便秘が続く、いつもより活気がない。鳴き声が小さい、笑わなくなったなどの筋肉に関する症状があった場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。日本では、2017年に初めて国内での死亡例がありました。6か月の乳児にハチミツ入りジュースを半月飲ませていた結果だそうです。ちなみに井戸水からの発生報告もあります。死亡したわけではありませんが、赤ちゃんには井戸水も控えた方が良いですね。
ハチミツ 赤ちゃん いつから食べれるの?
大体1歳頃になると食べても問題ありません。厚生省では、「1歳以上になるとリスクが高くありません」と書いています。まだリスクは残るのか。。って感じ時がして、少し心配ですが、厚生省からのお知らせなので情報の正確さの確実性はあります。
ちなみに、私の子供は卵アレルギーがあります。小さい頃のアレルギーは、腸が発達するとともに軽減していくことが多いのだそうです。実際、うちのチビも5歳になった現在は、鶏卵半分量であれば問題なくなりました。なので、1歳過ぎてもハチミツは与えず(間違いなくオーブンで焼いたようなハチミツ入りのお菓子はボツリヌス菌がいたとしても死滅しているので、与えましたが)4歳になった頃から生ハチミツあげています。私心配性なので(#^.^#)
まとめ
赤ちゃんってかわいいですよね。天使のような赤ちゃんを守っていきましょう(#^.^#)
ハチミツは健康に良いものです。しっかりと時期をみて、赤ちゃんに与えていきたいですね。
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